ご質問ありがとうございます。
私自身はずっと東京なので、お客様の成果や現時点での私の見解となりますが、非常に興味深いご質問ですので述べさせて頂きます。
結論から申し上げますと現時点での私の見解ではむしろメリットの方が断然大きいと判断します。
【メリット】
実際にお住まいになるエリアが自身の得意エリアになり、それが増えていく点。
不動産賃貸業において遠隔運営は可能ではあります。また、地域の事をそれほど知らなくても上手く運営する方もいますが、やはり知らない方よりも知っている人の方が強い。
また、地域毎に自身の強烈なパートナーと呼べる各業者、専門家ネットワークを作るには郷にいる方が断然に有利です。
上記のメリットは極めて大きく運営中のみならず、トラブル対処や売買等の仕込みにも大きな影響を及ぼします。
ネットワークが作れれば仮にその後に拠点を移したとしても運営は十二分にできると私は考えます。
【デメリット】
多くの方がデメリットとして捉えるだろう融資の利用。しかし、私はこの部分はデメリットにはならないと考えます。
転勤という事はそれぞれその地域に実際に住む、職場ができる。
それぞれの地域毎の金融機関と取引すればよろしいだけです。
一般にアパートローン ( 消費性向の強い融資 ) は対象エリアの広いケースが多いので問題になりません。
また当方では事業性融資の利用を主とする戦略をお勧めする事が多いですが、これも道筋を整えつつ進めれば問題になる事はありません。
【回答まとめ】
自身の得意とする ( パートナーを持つ ) 、エリアを複数持つことは、天変地異等の環境リスクへの対応力、分散投資効果も相まってお勧めできます。
私は寧ろ、拠点を増やすという行為は本来難しくその地を知り、住まう程の綿密な調査が必要ということから取り組むべきだがハードルが高い行為と見ています。
それが職場として用意されてしまうのですからメリットの方が大きい。そのように考えます。
如何でしょうか。
また、不明点などございましたらご利用下さい。