昨年秋口から春にかけてちょうど初のバルク売り挑戦のお客様のサポートをさせて頂いた。
私の立場上、既にある分譲マンションの管理会社切り替え作業のお手伝いの機会はないが、今回のようなワンオーナーマンションの分譲マンション化のサポートの機会は稀にある。
なんでこんなことするの ? という疑問の解決は下記の記事内で触れているケースなので割愛する。
といっても私もかなり久々ではあったのだが。
ちょうど下部の東洋経済の記事を読みつつ思い起こされる事があったので触れてみようと思う。
小規模なこと、そして老朽化が拒絶の大きな要因となるケースが多いのだと思う。
今回私が経験したケースも同様にこの二点は懸念された。 ( 小規模かつ築 30 年前後のマンション )
事前打診したところ、大手が前向きで打ち合わせを進めていた。
しかし、管理計画の打ち合わせを続ける ( コスト削減 ) 内にどうもおかしな対応が出てきて、要はお断りしたいんだなと気づき打ち切りとなった。
当初好意的な関係性で進んでいた為、察するのが遅くなり少々気分を害する対応をされてしまったのだが、今思えば言外に大きく状況が変わったのだと表現していたと思う。
通常、大手が今回のマンションのような規模、築年数の物件を途中から受ける事はないだろう。
ちょっとした縁 ( 忖度 ?) もあり、当初前向きに考えてくれた部分もある。
当初話に出ていたのだが、今回対象物件のほど近く ( 歩いて 30 秒くらい ) の中規模マンションから同時期に管理切り替えの相談が来ていると話題に上がったのだが恐らく抱き合わせで調整しきれると計画していたのだと思われる。
おそらくこの中規模マンションを上手く受注出来なかったのではないか。 ( 実際、先週までの状況では管理会社がかわった様子はない )
結果として槍玉にあがったのが、恐らく通常塩対応されるケースと同じであろう。
管理費が妙に高い項目が目立ったり、修繕積立金の爆発を提示されるに至った。
こちら側、外注で長期修繕計画を作成していた為、これを提示。
しかし社内規定で外注のものは使えないとの事で破談となった。 ( 流石に気づいた )
当然、管理会社も利益の確保は大事であろう。厳密には各社、会社が求める一棟あたりの単価だろうか。大手が小規模マンションを受けないというのはわかる。
今回のケースでは管理開始前 ( 分譲するわけだから当たり前だが ) 、大規模修繕を行い、委託スタート時として合格ラインの建物状況ときた点、大規模修繕計画を作成していた事から、その後、小規模マンションも受けている管理会社に決まり事なきを得た。
大部分は叩き台ができていたので 2 回ほどの打ち合わせできれいにまとまった形である。
維持管理の面で実際に管理ができないというマンションは実際に非常に多いと思う。統計局のデータでも確認ができる。
今回のように委託 ( 管理会社にとっては受注 ) できる状況を整えても、受注するには小さすぎる案件としてお断りされるケースも多いのだろうと思う。
あくまで依頼する側の経験即からの感想・想像に過ぎないので受注側で見ている・見えてるものが私には見えていない可能性は多分にあるだろうが、、実際はどうなのだろう。
小規模マンション、管理を引き受けてくれる会社が少ないというのは弱みの一つであるが選ぶのは一つで良いわけなので下記記事で煽るほどに深刻というわけではないだろう。
ただ、修繕計画に起因した拒絶理由はより多いわけで、やばいマンションが多いのは深刻ではある。